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2022/05/19

当教室の特徴その2「音」を聞くためには。

前回は「絵」の話をしました。 
「画面思考」を使うと、日本語への転換は必要なくなるのです。
そして、「絵」というのは視覚だけでなく五感すべての感覚も含んでいます。
つまり「絵」とは感覚そのもののことです。

今回は、「音」についての話です。
赤ちゃんは文字から学びませんし、自分の子供に文字から教えようとする母親も、世界中に一人もいません

これは、どうしてでしょう?
「赤ちゃんは、文字が理解できないから?」
それだったら、赤ちゃんは音も理解できません。
その順番が間違っていると言うことを、本能で知っているからです。
だから、最も効率的なやり方を無意識に選ぶのです。

当講座も、文字から教えません。とても退屈だというだけではなく、文字から教えることには大きな弊害があるのです。赤ちゃんは文字を知らないので、必然的に耳で聞くことになります。
耳と文字の、機能を比較してみましょう。

耳の機能:音声、音の高さや低さ、話すスピード、イントネーション、言葉に込められた感情や波動...などすべての要素を感じることができる。

文字の機能:音のみを記録できる。

どうでしょう。機能差は、歴然ですよね。
赤ちゃんの発音がいいのは、脳が若いというだけではなくその学ぶ順序に秘密があるのです。文字から学んでしまったら、音以外のすべての要素を濾過して捉えきることができなくなるのです。大人がよく外語教室でやっているように文字を見ながら音を聞いていたら、その意識の70%以上は目に集中してしまいます。意識が分散し、機能の低いほうを優先してしまいます。これでは、効率が悪くて当たり前なのです。
発音が悪いのは、年齢の問題よりも方法の問題のほうが大きいです。
事実、私の過去の経験から、文字から教えない生徒のほうがはるかに発音もイントネーションも上手になるのです。
文字では記録できない要素を耳で聞いて口真似すること、それが大事です。

では、文字は要らないのか?というと、そうではありません。
文字は、①記録用 ②発音矯正用 という二つの機能があります。しかし学ぶ順番としては、まず直接耳を開発し(耳コピ能力が鍛えられる)、その習慣が育ってから文字を学ぶのです。

赤ちゃんも、まず会話を習得してから、幼稚園や学校で文字を習います。
この順番こそが、正しいのです。
外語チャンネルを頭の中に作り、独立した機能を持つに至るには、母語と同じ原理と順番で脳内に入力する方法が最適なのです。

そして授業に関しては、スマホのアプリに音を吹き込んだり、本人撮影をしたりして音声記録を残すので、ノートに文字や翻訳を書くよりもずっと効率的に復習ができるようになっています。

当記事へのお問い合わせは以下まで↓

stinighthawk4.3@gmail.com 

当教室の特徴その2「音」を聞くためには。
当教室の特徴その2「音」を聞くためには。