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2022/05/30

翻訳がいけない理由。

言語とはそれぞれ独特の発音を、独特の語順で並べて構成されています。
私たちが母語以外の言語を習得しようとする時は、その発音と語順に慣れる必要があります。
しかし、いちいち日本語(母語)を引き合いに出していたら、新しい方式に慣れません。

よく「『明日友達と遊びに行きます』は中国語で何と言いますか?」みたいな練習を見かけます。
これって、一番やってはいけないことです。
何かを思ったら直接中国語が出るように練習しなければいけないのに、日本語から起動する癖をつけてしまうからです。
よく「〇〇って中国語でなんだっけ?」とか、ありませんか?

最初の図を見てください。
ハートは、あなたの心。矢印は、神経伝達。丸は、日本語と中国語のデータ倉庫。
あなたの心とつながってるのは、日本語のデータ倉庫だけ。
だから、あなたが何かを思う時、接続してある日本語データだけが出てくるのは当然なんです。
心は中国語とは、接続していません。中国語は、日本語からの転換としてしか出てこない構造です。
だから、最初に日本語が出てきて、その翻訳を考えるわけです。
そういうルートを建設しているのだから、その結果しか出ないのは当然。
データの書き込み方が、間違っているんです。
翻訳は、ミスファイル。

ではどうすればいいのか?
その次の図を見てください。日本語を、封印すればいいんです。
これは前述の「画面思考」を用いれば簡単にできます。画面だけを見て、日本語に翻訳していない状態です。
この状態に、中国語の音声を直結して何度も繰り返します。これが、中国語直通ルート。
心と中国語を直通するルートを作ってこそ、中国語が直接口から出るのです。

翻訳がいけない理由。
翻訳がいけない理由。